2008年05月04日

ココは豊中の閑静な住宅街。そこだけ時間がゆるりと流れる、そんな空間がある。
そして、そんな場所で出会った「バラのマダム」の物語。
~紅茶から始まる生活の愉しみ方、少しお洒落なおもてなしを~

雑誌などでも紹介されている、「料理・紅茶・洋菓子・ワイン」の教室。生徒さんは10代~60代と、幅広い層に愛される。その魅力は、先生の腕はも ちろん、その人柄ではないだろうか。先生の言葉の端々に「生活を愉しむスタイル」が、感じてとれる。「育てて楽しむのは勿論、その先の”どの様に愉しむか ”。『作る』そして『食べる』・・・その日常生活の中に”遊び心とお洒落”を提案したいんです」と、崎田先生。「バラのマダム」と慕われるその由来は先生 の生き方にあるのかもしれない。
~今できることを今楽しめばいいんですよ~
「不器用な人間なんです。あれこれ同時に出来ないから、子育て時代は子育てに集中していましたね。それはそれで楽しくて満足でしたよ。子どもの手が 離れた頃から、自分がやりたかった事が現実に見えてきて、今の仕事に繋がっていきました。だって、レールを引いた通りには走れないのが現実ですから。焦ら なくて大丈夫なんですよ」お話を聞いているうちに、自然と自分が励まされている気がしてくる。決して「ガンバレ」などとは言わない、何かを問いかけても 「それでいいのよ」と、答えが帰ってくる。自分の生きてきた道は正しかった、これでよかったんだと実感できて嬉しくなってくるのである。自然と人を癒して くれる…そんな先生なのだ。

~お母さんは家の太陽である説~
「確かにお母さんという存在は、家の太陽ですよ。でもね、主婦だってママだって、神様じゃないんだから。100%できなくてもいいんじゃないかな。 いろんな面があっていいと思います。そして、自分自身をよく知ることは大切ですね。今できることは何か、今の自分には何が大切か。優先順位をつけるといい んじゃないでしょうか。ただ、上ばかり見ていてはダメ。足元をちゃんと固めないとバランスを崩してしまいますからね」
~自分でやろうと思った時が、自分のやりどきです~

「母も妻も一生懸命頑張ってきましたから、これからは自分のために時間もお金も使いたいですね。昼からゆっくりとテラスでワインを飲むこともありますよ。」

毎年訪れるパリのシャンゼリゼ通りで、お茶を飲みながら人間ウォッチングするのが今の楽しみだとか。「フードプロデューサー」でありながら、「ライフプロデューサー」でもある、崎田先生。もう一度お会いしたいな…そう思わせる、素敵なマダムの物語。
取材:MAKI,くっぎー/文・撮影:くっぎー
